2011-08-31

0084.今日のキャンバス


絵は 大きな分厚い壁になって

その先を見る術さえ閉ざした僕は 跳ね返ってくる自分と戦っていたのかもしれない

画面なんて何でもいい もっと薄くて壊れやすいガラスか汗ばんだ氷

自分で描いた絵を自ら封じ込め そんな絵に心なんていらない

ガラスを割り 氷を溶かす 情熱

でも ガラスが割れないように 氷が溶けないように

そんな思いやりを忘れていた

所有された心を突き放して 







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